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「ちょっと待てよ」とつぶやける勇気 自粛生活の隠れた問題「認知的閉鎖欲求」の実態と乗り越える方法

こんなニュースがありました。

あと数ヶ月後には、
多くの人は緊急事態宣言下の
自粛生活を遠い思い出に
感じることでしょう。

もちろん、コロナ禍の収束は
喜ばしいことです。
とはいえ、いつ次の急展開が
始まるかも分かりません。

そこで今日は、緊急事態宣言下の
私たちの心の中で起きていた
ある現象を一緒に見ていきましょう。

1. なぜコロナ禍で「せっかち」が増えたのか?

自粛生活中、こんな経験は
ありませんでしたか?

プレゼンテーション1

慣れないテレワークやマスク生活で
いずれかは感じたことでしょう。

そんな時、心はこう叫んでいます。

「いつまでやるの?」(緊急性傾向)
「もういいでしょう!」(永続性傾向)

そして、1つのことをとにかく
早く終わらせたくなります。

これが「認知的閉鎖欲求(cognitive closure)」です。
とにかく明確な答えを好み、
遠回りな思索や
混乱的状況を激しく嫌うのです。

「いいから早くなんとかして!」
「結論から先に言って!」
そんな状態です。

「せっかち」といえばそれまでです。
コロナ禍に関わらず、こんな人はいました。

でも、過去にないストレス生活のなかで
多くの人が認知的閉鎖欲求に
駆られているのが現状です。

2. 認知的閉鎖欲求で、正確な判断力が半分になった!

では、具体的にどんな問題が
起きるのでしょうか?

1988年メリーランド大学の
アリー・クルーグランスキーらの
研究チームは、象徴的な研究を
発表しました。

学生30人の協力を得て
ある人物を画家であるか
建築家であるかを見分けるために
どんな質問をしたら良いかを
考えてもらいます。

32個の質問群から、最終的には
16個選んでもらいますが、
そのとき参加者を指示により
次のグループに分けました。

A群

質問の決定の「精度の高さ」を強調する。

B群

質問の決定の「迅速さ」を強調し
時間的プレッシャーを与える。

結果として、B群の学生の心には
いつのまにか認知的閉鎖欲求が
芽生えていました。

実験後のアンケートによると
A群(4.3)に比べて、
【約21%】も多く
はやく決めることにこだわっていました(5.4)。

とはいえ、本実験の目的は
「はやさ」ではなく、「質問の質」です。
研究チームは、診断比率という
質をみる目安を作り、計測しました。

その結果、認知的閉鎖欲求に駆られた
B群(0.74)は、A群(1.49)よりも
【約51%】も診断比率が低かったのです。

「はやく終わらせたい」ばかりに
他の可能性の精査しなかった結果が、
この数値にあらわれています。

3. 思考停止している人ほど、妙な自信をもっている

認知的閉鎖欲求の恐ろしさは
こうした代替策を考えたくなくなることです。

「ちょっと待てよ」
「本当にこれでいいのかな?」
「他の案も検討してみよう」

そうした手間がわずらわしくなります。

そして、1)元からの好み
2)パッと見たときの表面的な印象
3)型にはまった見方
に頼って、判断をしてしまうのです。

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そのうえ始末の悪いことに
認知的閉鎖欲求が駆られた人は
なぜか自信満々であることも
報告されています。

しっかり考える人ほど
他の可能性が浮かび
自分の答えに自信がなくなるという
まさに「自信のパラドックス」です。

4.リーダーは、「ちょっと待てよ」という勇気がある


いかがでしたか?

現在、YouTubeでもTVでも
スピーディに断言してくれる人物が
高い評価を得ています。

起業転職でも掃除でも恋愛でも
スパッと断ち切って決める方法が
支持を集めています。

たしかにこうしたものは
見ていて頼もしく、快感ですらあります。

でも、そうした憧れが
ご自身の認知的閉鎖欲求から
出ているものでないか
考えてみましょう。

本当に何が良かったかは
後にならないと分かりません。

だからこそ、どんな現場でも
表に出ない責任者は
周囲の視線に耐えながら、
「ちょっと待てよ」を繰り返しています。

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「ちょっと待てよ」は
思考し続けるリーダーの
キーワードなのです。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

リーダー(Leader)は皆
読書家(Reader)です。

本は、他人の視点の凝縮です。
読書は、否応なしに他人の
視点と直面しながら、立ち止まって
自分の思考を見直す時間です。
それは最もカンタンに安く
認知的閉鎖欲求を克服する方法なのです。

その行為を素早く繰り返す方法が
「速読」であり、より重層的に効果を
高めるのが「読書会」です。

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