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「投資は自己責任で」の一文が大切な理由 私達の脳は、お金の話は他人まかせにしてしまう!

「投資・運用は自己責任でお願いします」

大手金融機関からYouTubeの
インフルエンサーまで必ず
最後に強調する言葉です。

実は、私たちはお金に関するアドバイスを
求める時に、脳のレベルで「人任せ」に
してしまう傾向があるようです。

2009年、エモリー大学の神経経済学者
ヤン・エンゲルマンらはとてもおもしろい
研究を発表しました。

24名の参加者に、次のいずれかのくじを
PC画面上で選択してもらいます。

A)確実に当たるくじ
B)配当金は高いが当たる確率は一定なくじ

参加者は各回ごとにいかに
もうけるかを評価計算します。

ここで1つの仕掛けが登場します。

2回に1回は、「金融の専門家ならば
こちらの選択肢を選ぶ」
という
アドバイスが画面に表示されるのです。

予想どおり、このアドバイスが表示されると
参加者のくじの勝率の評価は
そちらの方向に傾いていきました。

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しかし、驚くのはここからです。

研究チームは、アドバイスが表示された回の
参加者の脳の様子をfMRIで
測定しました。

すると、アドバイスが表示されていない回に
比べて、意思決定の際の選択肢を検討する
評価機能が著しく衰退していたのです。

具体的には、前帯状皮質、背外側PFC、
視床、内側後頭回、などの
脳領域が活動がとても平坦になっていました。

他方、側頭頭頂接合部(TPJ)や
前頭前野背内側部(DMPFC)
他人の意図の理解に関する脳領域は大いに
活性化していました。

つまり、私たちはお金に関する
有効そうなアドバイスを目にすると
脳のレベルで「人任せ」になって
しまうようです。

お金の判断は、最後は「自分の判断」と
言い切れるまで考えてみましょう。
そこまで至らなければ、
判断自体をみなしたほうがいいかもしれません。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

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