問題です。

「年間9万人の人を寝かせては
　起こす仕事は何でしょう？」

答えは・・・「病院の麻酔医」です。

ミシガン大学医学部教授の
ケヴィン・トレンパー医師は、
150人の医師と研修医を率いて
このようなハードな仕事に日々、臨んでいます。

彼は、2010年から手術ミス撲滅のため
ある画期的な手法に取り組んでいます。

それは「麻酔導入前」と
「切開前」の全体確認です。

手術においては細心の注意を要します。

患者の取り違いの防止
アレルギーの確認
手術部分の確認
投与する薬剤の確認

こうした確認を専用カードを
読み上げ全員で行うのです。

そして、最大の工夫はその直前にあります。

それは・・・

手術台には一刻を争う重体の患者がいます。
外科医の方々が気が焦るのも当然です。

しかし、その焦りが集中力の低下につながり
予期せぬ事故を起こすのです。

だからこそあえて
「一歩下がる」という休止を入れて、
集中力を回復させているのです。

休止は「停止」ではありません。

集中力を回復させるための大切な「投資」です。
ぜひ忙しいときほど休止する場面を設けましょう。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

しかし、残念なことに私たちは
学校でも職場でも「休止」については
誰からも教わっていません。
心身が顧みれないほど忙しいときでも
自然に一歩立ち止まれるスキルに
興味のある方は、こちらのオンライン
セミナーにおこしください。
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参考文献（P.66～69）