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脳トレ、右脳開発、ブレイン○○。
脳活性ブームは止まりません。
でも、大切な事実があります。

それは1人1人の脳の働き方は
全く違うという点です。

1.平均的な脳なんて存在しない

2002年、カリフォルニア大学
サンバーバラ校の神経科学者
マイケル・ミラーは、こんな実験を
行いました。

被験者16名に対して、1人1人
fMRI(機能的磁気共鳴画像)の
脳走査装置に入ってもらいます。

そこで、168個の無関係な
単語を学習してもらい
休憩後、別の新しい単語の
混じったリストから
最初に学習した単語を見つけたら
ボタンで知らせてもらいます。

こうした被験者の「検索」行為中に
各人の脳がどのように動いているか
調べるのが実験の目的でした。

スキャンされた脳画像は、まとめられ
そこから1つの平均的な脳のモデルが
完成しました。

普通ならば、これで一段落です。
しかし、結果をみたミラーは
強い違和感を覚えました。

201221月LL報告会

▲下記掲載論文より引用 投稿者 加工

平均的な脳マップができても
それが実態をあらわしているとは
とうてい思えなかったのです。

たとえは、平均的な脳マップ
(図表右下)では
左下前頭回が活性化しています。
しかし、個々でみると
この部分が活性化していたのは
9人中なんと2名のみでした!

逆もあります。

9人のうち5人の被験者では、
前頭前野後部が非常に
活性化していました。
しかし、平均をとった脳マップには
この領域については
一切示されていないのです。

ミラーは再試験を試みましたが、
結果は同じでした。

各被験者の脳の働きは1人1人全く異なり
しかも平均と同じものは1つも存在しない!

これは何を意味するのでしょうか?

2. 違う脳みそが力を合わせるから、新しい時代がくる


ミラーは、後年インタビューで
次のように語っています。

201221月LL報告会

前見た単語を思い出す。
そんな単純な作業ですら、
私たちそれぞれが違った
頭の使い方をして、
対処しているのです!

とはいえ、ミラーの発見は学界では
大きく取り上げられることは
ありませんでした。

そして今日も、ほとんどの人には
当てはまらない「平均的な脳の働き」を
ベースに教育現場や市場は
設計されていくのです。

とても恐ろしいことですね。

とはいえ、すべての子供達の
教育を個別指導にすることは
不可能です。

まず大切なのは大人を含めて
「1人1人が全く違う人間である」点を
認識することです。

たとえば、「宝地図」という手法は
その人の頭の中にある望む将来像を
写真や画像で表現します。

すると、誰もが違う脳内の風景を
持っていることが分かるのです。

「みんな違って、みんないい」

2021年以降、新しい時代がせまっています。
でも、結局はそれぞれが異なる1人1人の
人間がそれでも力を合わせることに
変わりはありません。

もし、あなたが自分や仲間の脳内の
未来像を知りたいならば、年初に
「宝地図」を作られるのがおすすめです。
ご興味のある方は、こちらの
オンラインセミナーで直接
お伝えします。

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参考文献(P.33~36)
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