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感謝の言葉をかけられた電話営業スタッフは電話数は50%以上増えた!感謝の言葉1つでここまで人が動く理由

「ありがとう」とは素敵な言葉です。

この一言は、あなたの予想はるかに超えて
届けた相手に良い影響を与えます。

今日は「感謝」の科学をみていきましょう。

1. 感謝の言葉1つで人は無報酬でここまで動く

2010年、ペンシルベニア大学
ウォートンスクールの
名物心理学者アダム・グラントらは
興味深い2つの実験を行いました。

実験1

実験参加者は大学の同窓生から
寄付を集めないといけない
資金調達担当者41名です。

「寄付しませんか?」のお誘いの電話は
するほうもされるほうも面倒ですよね。

なお、資金調達担当者は固定給なので
電話の数をこなすメリットはありません。

グラントらは参加者の一部に上役にお願いして
次のように伝えてもらいました。

「あなた方の努力にとても感謝しています。
 大学への貢献に心から感謝します」

たったこれだけですが、面白い現象が起きました。

感謝の言葉をかけられた参加者たちのそれから
1週間の勧誘電話の回数は、先週と比較して
50%以上も増加していた
のです。

「もっと数をこなせ」と叱咤されたわけでも
特別ボーナスを約束されたわけでもありません。

感謝によって積極的に役割に取り組むようになったのです。

実験2 

79名の学生に、ある人物の就活用履歴書の添削
ボランティアをお願いします。

添削前に、そのある人物に扮した研究スタッフが
登場して参加者に追加書類を渡します。

この際に、スタッフは一部の参加者に対しては
添削してくれることについて
感謝の言葉を伝えました。

添削の後、研究チームは2通目の履歴書の添削を
追加でお願いします。そして自分のペースで
終わったらいつでも自由にやめて良いと伝えました。

研究チームは計測していたのは、この2通目の
添削にどれだけ参加者が時間をかけるかでした。

ここでも面白い現象がおきました。

本人役から感謝の言葉をかけられた参加者は
そうでない参加者より約14%も長い時間
添削に取り組んだのです。

2. きちんと感謝を伝えることは最高の社会貢献

なぜ人は感謝の言葉1つで
特に対価がないにも関わらず
ここまで積極的に動いてしまうのでしょうか?

グラントらは感謝された参加者への
アンケートをもとにこう考察しています。

プレゼンテーション1

感謝とは、助けられた側(受益者)から助けた側(援助者)に
「あなたの助けはしっかり役立っていますよ」という
肯定的なメッセージを伝えるものです。

それにより相手は「あぁ、迷惑にならずきちんと
貢献できたんだ」と自分の発揮した力に確信を
もつことができます。

すると自分の力を発揮することに
ためらいがなくなり、機会があれば
どんどん発揮していくようになったのです。

まさに「善循環」ですね。

だからこそ照れて感謝を伝えないことは
ある意味社会の損失です。

あなたが伝えた感謝の一言で
相手がさらに自分の力に自信をもつことで
その後に救われる人が増えていくのです。

感謝はきちんと相手に伝えましょう。
それは最高の社会貢献なのです。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

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https://www.researchgate.net/publication/44642300_A_Little_Thanks_Goes_a_Long_Way_Explaining_Why_Gratitude_Expressions_Motivate_Prosocial_Behavior







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