2004年、ペンシルバニア大学の研究チームは
面白い研究を発表しました。

学生食堂で、5ヶ月にわたり各月10日間だけ
パスタの量をこっそり50％増量した。
摂取カロリーはなんと43％増しです。

実際に食べた量を調べると
面白いことが分かりました。

こっそり50％増しのパスタを出された学生は
標準のパスタを出された学生よりも
約25％も多く食べていました。

さらにはトマトやロールパンなどの
付け合せも多く食べていました。

しかし面白いのはそのインタビューです。

なんとこっそり50％増しのパスタを
出された学生は量は「適切」だといい、
普段出ているパスタと量は変わらないと
言ったのです！

人の量に対する認知は結構いい加減です。
ダイエットが上手くいかないのも分かりますね。

すなわち同じお皿に盛られていれば
実際の量に関わらず「一人前」と認識して
食べてしまうのです。

なお、2016年にGoogleの社員食堂で
行われた実験では、
提供するチョコレートについて
一人前をおさじですくう形式から
個別包装に切り替えたところ
平均摂取カロリーが58％も減りました。

このお話はダイエットの応援であるとともに
人間の行動の本質を現しています。

私達の中には、それぞれ自分らしさと
思っている行動の基準が自分の中にあります。
これをセルフイメージといいます。

いわば自分の1人前の人間の器です。
人はその器に従って、器いっぱいになるように
行動をします。

「基準」や「スタンダード」などとも
呼ばれているものです。

だからこそ人生を変えるには
努力も頑張りにもいりません。
あなたの中の器を認識して
それを広げていけばいいだけです。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

あなたのセルフイメージをみつめ
その器を広げる方法に興味のある方は
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