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部下:「社長、競合会社が
    携帯ゲーム機を売り出しました!」
社長:「そのゲーム機は
    最新のカラースクリーン
    ついているか?」
部下:「もちろん、ついています!」

社長は即答しました。
「それならうちは大丈夫だ」

さて、社長はなぜこう答えのでしょうか?

1. 商品の向こう側が見えているか

この社長の名前は、横井軍平
世界的ゲームメーカー任天堂の
伝説的な立役者です。

ちょうど「ゲームボーイ」が
ヒットしていた頃の話です。

他メーカーもこぞって
携帯用ゲーム機を出してきました。

正直いえば、「ゲームボーイ」は
いくらでも弱みがありました。

画像はカラーではなく、4色モノクロ。
画面は小さく不鮮明で、水平移動すれば
ほとんど見えなくなります。

技術でいえば、1970年レベル。
次世代の映像クオリティを競う他社に
負けるのは時間の問題でした。

しかし、横井には自信がありました。
それは、画面のさらに向こうにいる
ユーザーの姿がしっかり
見えていたからです。

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遊ぶのはやんちゃな子ども達です。

落としたり、ポケットに入れて
動き回ったり、そのまま洗濯機に
いれてしまうことだって日常茶飯事。

だからこそデリケートで精密な
次世代機でなく、
丈夫で単3乾電池で何日も持つ
シンプルなハードを心がけたのです。

さらに、子どもは飽きやすくもあります。
多種多様なソフトが求められます。

この点、使い古された技術のハードであれば
プログラマーは、時間をかけずに
手軽にソフトを量産することができます。

これが次世代技術でハードを
作ってしまったら、対応するソフトも
それに合わせなければいけません。
開発費用も期間も増え、その分
製品化は遅れてしまいます。

かくして、ゲームボーイは
1億1870万台の販売台数を誇り
ゲーム史に残る伝説となりました。

2.セールスとは、商品の複雑さをなくすこと

ハーバード・ビジネススクール教授の
クレイトン・クリステンセンは
今も続く任天堂の横井イズムを
こう評しています。

プレゼンテーション1

これは、すべてのビジネスに通じるものです。

「それって結局、何?」
「私はどう使えばいいの?」
「それのどこが楽しいの?役に立つの?」

一言でいえば、「もっとシンプルにしてくれ!」

商品の向こうにいるお客様は
常にそう問いかけてくれます。
それに答え続けるのがビジネスです。

そして、人は、その商品を使って
輝いている自分自身のイメージが
鮮明であればあるほど
一切の交渉なく、購入します。

プレゼンテーション1

これがセールスであり
マーケティングなのです。

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参考文献(P.270~275)




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